空売り報告書に追随して空売りすると儲かるのか?

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空売り残高が0.5%を超えている銘柄については、日本取引所(JPX)が毎日開示を行っており、だれでも以下のページから確認することができます。

http://www.jpx.co.jp/markets/public/short-selling/

ちなみにJPXのサイトはお役所仕事で見にくいので、karauri.netを利用した方がとても便利です。twitterアカウントもぜひフォローしましょう。

http://karauri.net/

これは空売りによる売り崩しを防ぐための措置ですが、この空売り報告を利用してシステムトレードを構築し、利益を上げられないか検討してみました。

【仕掛け条件】
・空売り残高が新規に0.5%を超えた銘柄について、翌日成行で空売りする。

【決済条件】
・保有日数がX日を経過したら決済(買戻し)する。

という非常にシンプルなものです。

この方式を考えた背景としては、以下の2点があります。

→一度空売り対象として機関に目をつけられた銘柄は、今後も数カ月ぐらいは同じ機関による売りが続くのではないか? つまり、機関の打診売りの段階で空売りに乗っかれば利益を上げられるのではないか?

→空売り報告自体が更なる下げを呼ぶのではないか? つまり機関投資家が空売り攻勢を強めていると知れば、その株を買い持ちしていた投資家は逃げるように売ってしまい、さらなる下落(空売り勢にとっては利益)を生むのではないか?

さて、システムトレードの結果は以下の通りです。

※N=488
※逆日歩、手数料は考慮せず。信用規制や貸借銘柄か否かも考慮していません。

この結果から、以下のことがわかります。

①空売りしてから10日ぐらいは安定して下落する。期待値は10日で1.5%ぐらいの下落(=利益)
②それ以降は横横の展開が続くが、47日目あたりからまた下落している。

なお利益率の高い(=下落率の高い)銘柄5傑は以下の通りです

①アスコット
②JIG-SAW
③ネットイヤーグループ
④AppBank
⑤フューチャーベンチャーキャピタル

いずれも50%以上の利益(つまり、価格は半値以下ということ)です。

逆に空売りの損失ランキングを見ると、以下の通りです。

①JIG-SAW
②gumi
③そーせいグループ
④アイサンテクノロジー
⑤メドピアです。

JIG-SAWは損失・利益の両方のランキングに顔を出す、猛烈な暴れ馬であることがわかります。
ちなみに株価が2.6倍になっています。100万円空売りしたら、260万の損失という恐ろしい状況であることがわかります。

しかし、ここで重要なネタ晴らしをすると、これらはいずれも貸借銘柄ではなく、個人投資家が空売りすることはできません。
また、詳細は割愛しますが、貸借銘柄に絞ると、非常に取引数が少なくなるうえ、ボラティリティが減って手数料負けしてしまいます。

先ほどのグラフは絵に描いた餅でしかありません。

しかし、このグラフから学べることがあります。

それは「機関投資家」はおおむね、空売りで儲けている、ということです。
すなわち、いまあなたが保有している株が、空売り報告に現れた場合、潔く撤退する方が無難だよ、ということになります。

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