独自増額の銘柄を買うと儲かるのか?

みんな大好き四季報の中には東洋経済社の記者さんたちが書いた様々な分析が載っています。
中でも私が注目しているのは「独自増額」という単語です。

基本的に四季報の収益予想(売上、営業利益、純利益等)は会社発表のものを載せています。
しかし、四季報のライターの方が「この予想は保守的すぎる! 本当はもっと業績は上向くはずだ!」と分析すれば、「(四季報)独自増額」という単語がその会社のページに踊ることになります。

むろん、独自増額が当たるかどうかは不明ですし、当たっていたとしても織り込み済みで上昇しないかもしれません。

果たして結果はどうなのでしょうか。検証してみましょう。

手元にある四季報(2016年3月発売)から「独自増額」という単語で抜き出すと、以下の78件がヒットしました。
※注:独自増額されていても、四季報本文に「独自増額」と入っていなければ対象外になります。

四季報独自増額銘柄(2016年3月号)(3月14日発売)
2154 トラスト・テック
2216 カンロ
2226 フレンテ
2304 CSSホールディングス
2695 くらコーポレーション
2815 アリアケジャパン
2871 ニチレイ
2874 横浜冷凍
2877 日東ベスト
3097 物語コーポレーション
3148 クリエイトSDホールディングス
3176 三洋貿易
3254 プレサンスコーポレーション
3288 オープンハウス
3398 クスリのアオキ
3420 ケー・エフ・シー
3437 特殊電極
3457 ハウスドゥ
3465 ケイアイスター不動産
3660 アイスタイル
3677 システム情報
3687 フィックスターズ
3689 イグニス
3726 フォーシーズホールディングス
3843 フリービット
4102 丸尾カルシウム
4346 ネクシィーズ
4631 DIC
4641 アルプス技研
4666 パーク24
4751 サイバーエージェント
4754 トスネット
4767 テー・オー・ダブリュー
4824 メディアシーク
4912 ライオン
5967 TONE
5973 トーアミ
6050 イー・ガーディアン
6097 日本ビューホテル
6289 技研製作所
6291 日本エアーテック
6315 TOWA
6381 アネスト岩田
6387 サムコ
6619 ダブル・スコープ
6859 エスペック
6895 ダイヤモンド電機
6925 ウシオ電機
7148 FPG
7219 エッチ・ケー・エス
7445 ライトオン
7636 ハンズマン
7643 ダイイチ
7780 メニコン
7856 萩原工業
8202 ラオックス
8801 三井不動産
8887 リベレステ
8940 インテリックス
9816 ストライダーズ

これらの平均値の動きを見てみましょう。期間は2016年3月14日の発売日から本日(2017年4月24日)までです。
対比のため、TOPIXの値動きも載せています。

一方で、平均値ーTOPIXの差分をまとめると以下の通り。

これからわかるのは、

・一貫してTOPIXを上回るパフォーマンスを上げている。
・特に四季報発売から30~60営業日ぐらいのパフォーマンスがピーク
・その後も右肩上がりを続けている。

四季報発売から約60営業日すると、3カ月が経過し、次の四季報が発売になります。
30~60営業日ぐらいのパフォーマンスがピークになるのも、次の増額銘柄に食指が移るから、と想像することもできます。
しかし、増額の内容がすべて織り込まれているわけではなく、その後も徐々に織り込んでいく動きのように見えます。

ちなみにパフォーマンスの最低、最高は以下の通りです。

・最低は -62.3%, 8202(ラオックス), 次点は-42.3% 7445(ライトオン)
・最高は+201.5%, 6050(イー・ガーディアン), 次点は+139% 3677(システム情報)

平均はよくても、個別ではこのようにボラティリティが高くなっているので、注意が必要です。
それでも十分に分散させれば、TOPIXをオーバーパフォームするのはさほど難しくないように思えます。

もちろん、投資は自己責任でお願いします。

【追記】さらに掘り下げて四季報タイトルごとのリターンを計測しました

こばおです。 以前書いた記事「(四季報)独自増額の銘柄を買うと儲かるのか」が人気記事になっているので、今回は四季報のタイトルについてよ...

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