HYPER空売り料を分析する。

こばおです。

SBI証券にはHYPER空売りという仕組みがあります。

通常は空売りできない銘柄についても、HYPER空売りを使えば空売りすることができます。
しかし、デメリットも多く

・HYPER料という手数料がかかる。
・当日中に決済する必要がある(決済しない(できない)場合、翌日の寄り付きで強制決済+HYPER料が保有日数分かかる)
・在庫切れの場合(ほかの人がすでに大量に空売りしていた場合)、売ることができない。

というデメリットがあります。

特にシステムトレーダーにとって高額なHYPER料は死活問題です。

HYPER料は毎日SBI証券のサイトにアップされています。そのCSVをダウンロードして分析してみました。(2017/6/22のデータ)

HYPER料は率で置き換えるべき

まずSBI証券のサイトはHYPER料を絶対的な金額で書かれていますが、これを率に置き換えます。

たとえばカネコ種苗(1376)の場合、終値1475に対して、HYPER料が2.9円です。
よってHYPER料率は 2.9 / 1475 = 0.197%となります。

これは絶望的に高い数字だと、デイトレ経験のある人はわかるのではないでしょうか?
通常、デイトレの往復手数料なんて0.1%を切る程度が多いと思いますが、HYPER料だけでその倍がかかっています。

かつ、取引手数料や信用金利は別途かかってきます。
後述しますが、HYPER空売りのストラテジーなら往復手数料は0.7%ぐらいにするのが無難だと思います。

そして0.7%では生半可なシステムでは利益を生み出せません・・。

乖離率とHYPER料率を比較してみる

次に、移動平均乖離率とHYPER料率を比較してみます。
というのも、通常HYPER空売りを仕掛けるのは暴騰して高くなった株に、逆張り的に仕掛けることが多いと考えられるためです。

仕掛ける対象ではない銘柄のHYPER料がいくら安くても意味はありません。

さて、結果は以下の通りです。

これからわかることは、

 ・HYPER料の最低率が0.2%程度のラインにある。
 ・HYPER料の最高率は1.0%を超えない(これはオフィシャルな情報でもあります)
 ・移動平均乖離率があがるほど、HYPER料も上がる傾向にある。
  ただし、相関係数を計算すると、0.15程度なのでそこまで強い相関はない。
  

なお全体を平均すると、HYPER料率は0.33%です。
ただし、乖離率>20%で絞ると、0.38%に上昇し、乖離率>30%で絞ると、0.40%にまで上昇します。

もちろんこれは6月22日時点での情報であり、今後は変わっていくかもしれません。
特にHYPER空売りが広まれば広まるほど、HYPER料は下がっていく可能性があります。

ただ昨年にも平均値は求めたことがあるのですが、HYPER料が下がっている傾向はありません。
(ちなみに過去のHYPER料はどんどんSBIのサイトから消えてしまうため、欲しい人は毎日ダウンロードする必要があります)

この時点でHYPER空売りをシステムトレードに利用するのはかなりハードルが高いことがわかるかと思います。
実際、私も実用に耐えうるシステムを作ったことはありません。
また、私の周りにHYPER空売りでぼろもうけしている人を一人も知りません。

しかし、だからこそ燃えるということもあり、定期的にHYPER空売りにチャレンジしては打ちのめされる、というのをこれまで二回繰り返しています。
3度目の正直に期待しています(笑)

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