シャープの事例から東芝の2部降格後の値動きを予想する。あるいは、エルピーダメモリの思い出

東芝が債務超過により2部へ降格する、というニュースが喧伝されています。

私も2部降格はほぼ決まったと見ていますが、だからと言って東芝株がおしまいだとは思っていません。

以下は2016年8月1日に2部へ降格したシャープのチャートです。

見事に8月が底になって、一時的に100円割れまでありましたが、現在は300円台で推移しています。
昨年8月はイギリスのEU離脱(Brexit)があって相場全体が下押ししていたことも影響していますが、それだけでは説明のつかないリバウンドぶりです。

2部降格=売り、という単純な考えは危険で、逆に買い場ですらあると考えています。

というのも、2部降格と同時にTOPIX連動型のETFや投資信託が一斉に売りに回ります。同じく日経平均銘柄から外れることになり、日経平均連動型のETFや投資信託の売りも出てきます。2部降格から1か月ほどは軟調な展開が続くでしょう。
しかし、売りが出きった後には、買いが出てくると考えています。こういった機械的な売りは、企業価値を全く考慮せず売り浴びせになるため、結果的に割安感が出てくるのです。

ただし、上場廃止のリスクがついて回る点に要注意です。

基本的に債務超過となった株は、上場廃止の猶予期間のうちに債務超過を解消させないと、上場廃止となります。そのリスクが払拭されない限り、本格的なリバウンドは難しいでしょう。
シャープの場合は鴻海頼みで債務超過を解消することができる見込み(結果は2017年3月期の決算を見るまで分かりません)ですが、東芝には鴻海に相当するような「親玉」がいません。しいて言えば、「国」がそれにあたると思います。

2009年、エルピーダメモリが「産業活力再生法」の適用対象となり、民間企業でありながらまるでバブル崩壊後の銀行のように、公的資金が注入されることになりました。同じような展開が、東芝にもありうるのでは、と思っています。

エルピーダのチャートは以下の通りです。倒産の瀬戸際の2009年は300円台、その後、公的資金の注入で2000円台を付けましたが、2012年2月に破綻、100%減資が発表され、株は紙くずとなりました。最後は1円で取引されています。
(私も痛い目にあったのでよく覚えています)

東芝がシャープ型になるのか、エルピーダ型になるのはわかりませんが、いずれもどん底状態から力強いリバウンドを見せていることは変わりません。ハイリスクではありますが、相場師ならリバウンドを取りに行くのも一興と思います。

そういえば、東芝が話題になりすぎて、シャープはすっかり話題にならなくなりました。早期に1部復活するのであれば、いまから仕込んでも間に合うのではないかと思います。しかし、エルピーダメモリの時もそうでしたが、もう安心、と思った次の日に破綻のお知らせが飛び込んでくるのが、株式の世界です。

じつは、シャープもエルピーダと同じ末路になるのでは、と、つい穿った見方をしてしまいます。

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